【医療用】イソトレチノインとは?ニキビ治療の最終兵器
イソトレチノイン(Isotretinoin)は、重度のニキビ治療において非常に高い効果を発揮する飲み薬です。日本では未承認薬ですが、海外ではFDA(アメリカ食品医薬品局)にも認可されており、ロアキュタン(Roaccutane)やアキュテイン(Accutane)という商品名で広く使用されています。
イソトレチノインの効果
イソトレチノインの最大の特徴は「皮脂分泌の抑制力」です。ニキビの大きな原因である皮脂の過剰分泌を根本的に抑えることで、炎症性ニキビはもちろん、白ニキビや黒ニキビの発生も劇的に減少します。
主な効果は以下の通りです:
- 皮脂腺の縮小と皮脂分泌の減少
- 角化異常の改善(毛穴の詰まりを防ぐ)
- 炎症の軽減
- アクネ菌の抑制
【体験談】イソトレチノインで人生変わった話|副作用も全部話します
こんにちは。今日は「イソトレチノイン(ロアキュタン)」について、私自身の体験談をもとにお話ししたいと思います。
長年ニキビに悩んできた私にとって、この薬はまさに人生を変えてくれた“最後の砦”でした。メリットもあればもちろん副作用もあったので、リアルな声として参考になれば嬉しいです。
◆ 私の肌の状態とこれまでの治療歴
中学生の頃からニキビが出始め、高校生の頃には頬〜フェイスラインにかけて常に赤ニキビ。皮膚科で出された抗生物質、ディフェリン、ベピオ、漢方、サプリ、化粧品……色々やったけど、どれも一時的。
大学生になってもマスクが外せないレベルで悩んでいて、「もうこれ以上は無理」と思ってたときにネットで知ったのがイソトレチノインでした。
◆ イソトレチノインを飲み始めたきっかけ
日本では承認されていない薬なので最初は怖かったです。でも自由診療で処方してくれる美容皮膚科を見つけ、しっかり血液検査をしたうえで開始。
最初の服用量は1日10mgからスタート(体重50kgくらい)。副作用を見ながら徐々に20mgに増やしました。
◆ 副作用、ぶっちゃけどうだった?
口唇の乾燥:これはエグいレベルで出ました。1日10回以上リップを塗っても間に合わない。皮むけ→ひび割れ→出血がデフォルト。
肌の乾燥:顔全体もカサつきます。化粧のノリは悪くなるけど、皮脂が出ないのは快感でもありました。
鼻血:乾燥のせいで鼻血が何度か出ました。
気分の落ち込み:これは自分では実感なかったけど、ネットでは「うつっぽくなる人がいる」とよく見かけました。服用中は自分のメンタルにも気をつけてほしいです。
肝機能・コレステロール値の上昇:血液検査で一度引っかかって、2週間ほど休薬しました。定期検査は本当に大事です。
◆ 効果はいつから出た?
最初の1か月は「逆にニキビが増えた?」って感じ。これは好転反応といって、一時的に悪化する人も多いそうです。
でも2か月目に入る頃には、明らかに皮脂が減り、ニキビの赤みが引いてきたのを実感!3か月目には新しいニキビができなくなり、肌がどんどんフラットに。
6か月間しっかり飲み切った頃には、ニキビ跡以外はツルツルに。あんなに悩んでいた毎日が嘘のようでした。
◆ メリットとデメリットをまとめると
メリット:
- 皮脂が激減し、ニキビができにくくなる
- 炎症や赤みが引いて、見た目が大きく改善
- 再発しにくく、根本的な治療になる
- 自信を取り戻せる(これは本当に大きい!)
デメリット:
- 乾燥がつらい(リップ・保湿命)
- 血液検査が必要(コレステロールや肝機能)
- 妊娠NG(女性は特に注意。服用中〜終了後1か月も避妊必須)
- 自由診療で高額(1か月1〜2万円程度)
◆ 服用終了から1年後の肌は?
現在、服用終了から約1年が経ちますが、ほぼ再発していません。たまにストレスや睡眠不足でポツッとできることはありますが、以前のように“顔中ボコボコ”みたいな状態には一度もなっていません。
◆ 最後に:悩んでる人へ伝えたいこと
イソトレチノインは確かに「強い薬」で、副作用もあります。でも、何をやっても改善しなかった人には一つの大きな選択肢です。私は本当にこの薬に救われました。
もちろん自己判断で個人輸入するのはおすすめしません。信頼できる医師と一緒に、しっかり管理しながら取り組んでください。
肌がきれいになるだけで、鏡を見るのも、人と会うのも怖くなくなります。今悩んでる人にも、そんな日が来ることを願ってます。
気になることがあればコメントやDMで気軽に聞いてくださいね!
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